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  【11月10日 命を学ぶ被災地訪問学習】

 東日本大震災後,本校の5年生では,総合的な学習の時間の中で,被災地交流学習や被災地訪問学習を行ってきました。
 6年目の今年度は,昨年度同様,山元町を訪問しました。福岡中学校の井上校長先生が,震災当時は,山元町立中浜小学校に勤務されていたということで,旧中浜小学校を見学したり,関係の方のお話を聞いたり,避難経路を歩いたりして,当時の様子や命を学ぶことの大切さなどを学んできました。

 校舎内に入る前に,井上校長先生から震災前の中浜小学校の写真なども見せていただき,目の前の校舎がすっかり変わり果てた姿になっていることをつかみました。みんな真剣な様子で話を聞いていました。

 震災から5年8ヶ月ほどたっているので,旧中浜小学校は,通常は立ち入り禁止となっていますが,学習のために,ヘルメット着用のもと,校舎内の見学をさせていただきました。校舎内は,震災当時のままのため,天井は壊れたままで,鉄筋が下がったりしていました。

 壊れたロッカーや机もそのままです。屋上からはすぐ近くの海岸が見えます。震災当時,先生方と子供たちが1夜を過ごした部屋にも入れていただきました。見学を終えると,小高い場所に建っている坂元中学校までの避難経路を,30分ほどかけて実際に歩いていきました。

 貴重な学びの機会となりました。子供たちはこの後,学習のまとめを行い,発信していく予定です。